「流星花園」中国語の悪口いっぱいのラブストーリー2008年11月21日

 台湾のドラマ「流星花園」(花より男子)、パートⅠの全24話を見終わった。私の中でやっとF4のメンバーの名前と顔がきちんと分かって、先日のコンサートとも繋がった。ところで、このドラマ、ラブストーリーなのに、見ていて気になったのは、いわゆる中国語の悪口が面白いくらい出てくるところだ。

 特に主人公の杉菜(つくし)と道明寺司の会話はこれでもか、というくらい悪口、罵り言葉-いわば罵詈雑言のオンパレードである。日本語の「バカ」「アホ」にあたる言葉は「混蛋」「笨蛋」「王八蛋」あたり、日本語では「バカ」「タコ」と訳されていても意味的に頭が悪いことが含まれていると「白痴」「猪」「猪頭」「笨女人」、ちなみに「ダサイ」は「土包子」「土」、「ケチ」は「小気鬼」、「グズ」は「愚蠢」…その他文脈次第で悪口にもなる「无聊」「悪心」「該死」「幼稚」「神経病」「廃話」「可悪」…といった感じだったと思う。これらは いずれも悪い言葉ではあるが、最上級の悪口ではない。中国語の一番の悪口は先祖や父母を汚す言葉である。それらは使われていないようだった。

 字幕の日本語は「バカ」「タコ」「気持ち悪い」「ダサイ」「ケチ」くらいの抑えめの訳だったけど、実際はもっときつい…日本語に訳すのもためらわれる言葉もあった。この言葉が容姿端麗なつくし役の徐熙媛(バービィー・スー)や道明寺役の言承旭(ジェリー・イェン)の口から飛び出るのが、何だか意外で観ている方としては面白かった。本当に罵ったり悪口を叫んだり、というときもあれば、照れ隠しにわざと使ってみたり…こんな言葉のかけ合いで、感情表現が不器用な二人が愛情を確かめ合えるのだから不思議である。言葉って面白い。 (修正:2008年11月22日)

鑑賞したDVD:「流星花園」

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