まじょ子ブームの次は「なんでも魔女商会」ブーム2009年02月17日

「なんでも魔女商会」シリーズ
 昨年夏以来、「まじょ子シリーズ」を図書館・図書室で借り続けた娘も、徐々に違う本にも興味を持つようになった。そのきっかけになったのが、あんびるやすこ「ルルとララ」シリーズで、最近夢中になって読んでいるのは、あんびるやすこ「なんでも魔女商会」シリーズである。

 「なんでも魔女商会」シリーズの主人公は「おさいほう魔女」のシルクと人間の女の子ナナといういずれも可愛い女の子。「なんでも魔女商会」は人間以外なら誰でも知っている信頼ある魔法の老舗、そしてシルクは洋服のリフォーム支店を任されている腕の良いおさいほう魔女。このお店には本当に用事がある者だけが訪れることが出来る魔法がかかっている。そのお店に、転校したてで、お友達をほしがっていた人間の女の子・ナナが用もないのにやってくる。ナナが出会ったのは、鼻持ちならない少女のような外見の魔女・シルクと礼儀正しい召使い猫・コットン。このシルクが、友だちの人間の女の子・ナナと心を通わせるようになり、共に、様々なお客様(おばけだったり、妖精だったり、動物だったり…)の仕事を引き受け、洋服のリフォームを通じて、お客様に幸せを運び、そして友情を深めていくお話である。

 ナナは人間の普通の女の子だから、読者の女の子も感情移入しやすい。それになんといっても、イラストが可愛く、ストーリーに魔法やお姫様や可愛いものがたくさん登場する。その上、お話に登場する服のデザインもオシャレで、素材も銀の蜘蛛の糸だったり、ネズミが編む春レースだったり、魔女の世界ならではの不思議なものばかりで、ロマンティックだ。おまけに可愛いチョーカーやコサージュ、ヘアバンドなど、簡単に作れるおしゃれなアクセサリーの紹介まである。この洗練されたオシャレさは、「バムとケロ」シリーズにも通じるような気もする。私の子ども時代はこんなにおしゃれな本はなかったと思うから、これは現代の日本文化を反映しているのかもしれない。

 娘の読書は今のところ、ファンタジー専門である。「なんでも魔女商会」シリーズ、最新刊は12巻で、私と娘は図書館で10巻まで借りて読んだので、あと2冊。図書館ってありがたい。

読んでいる本:あんびるやすこ『なんでも魔女商会』シリーズ(岩崎書店、2003~)
あんびるやすこHP「ちいさなしっぽ協会」http://www.ambiru-yasuko.com/ 
「なんでも魔女商会」「ルルとララ」シリーズの作者・あんびるやすこさんのとても可愛いHPです。作品紹介の他、「忠告クッキー」(おみくじのような、フォーチュンクッキー)で遊べます。

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