「四つの気質」の話2009年02月27日

 今日は友人の誘いで、「四つの気質」の話を聞きに行った。最近、どのように子どもの性格をどのように捉え、つきあっていくべきか、考えている。だから、何かヒントをもらえたら、という気持ちで参加したのだった。

 「四つの気質」について、日本では主にシュタイナー教育の中で使われる用語として知られている。シュタイナーによれば人間には四つの気質があるという。この考え方は、医学の父といわれる古代ギリシャの医者ヒポクラテス(紀元前460-紀元前377)が、病気は四つの体液(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁のバランスにより健康状態が決まるとする四体液説を唱え、これが気質にも影響しているとしたところから来ているのだろう。だから、私自身は、ヨーロッパの伝統的な気質の分け方、と理解している。

 今回誘われたときに、2,3年前に四つの気質について書かれた本を読んだのを思い出した。そのときは、子どもや自分の気質がどこにあてはまるか考えて、楽しんで読んだだけで、読んだ後はすっかり忘れていた。

 お話を聞いた感想としては…胆汁質・多血質・憂鬱質・粘液質という四つに分類されるという気質、これ自体は上手に分けられていると思う。私自身や娘、夫、両親、兄弟等を思い浮かべながら、どの気質に当てはまるかを考えるのも楽しかったし、先生の体験談等からもいろいろとヒントをいただいた。

 ただ、分類の経緯、その背景となる構成要素の説明、シュタイナー的世界観や死生観等は、シュタイナー的世界観では納得出来ることは分かったが、私から見れば不可思議なところがいっぱいだった。でも、とりあえず、その世界観の中で完結していることが発見出来たのは収穫だった。 (修正日:2009年3月9日)

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