立教大学の創始者の伝記『チャニング・ムーア・ウィリアムズ』を読む2009年05月30日

 中国の中華民国時代のミッション系大学の名門・聖約翰大学について調べていて、同じアメリカ聖公会によって創建された大学ということで、立教大学、創立者チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教にたどり着いた。私塾「立教学校」の創建は1874(明治7)年である。

 伝記『チャニング・ムーア・ウィリアムズ』から、生い立ちはもちろん、中国と日本への派遣の社会的背景や宣教組織の仕組み、日本開国直後の長崎での活動、明治期の居留地での活動、立教学校設立の経緯などが分かり、当時の宣教師とミッションスクールについて理解を深めることができた。

 特に興味深かったのは、宣教師の視点から、19世紀、欧米から中国や日本へ宣教師が渡っていった経緯を知ることが出来たことである。中国が開国していない時期は、バタビア(現在のジャカルタ)、シンガポールで華人教育をしながら中国語を学び、マカオ、広州などで商館に留まって時機を待つというスタイルだったが、アヘン戦争の敗北で中国が開国すると、開港地で学校や病院をつくって地道に宣教活動を広げていった。教育伝道と医療伝道の効果が大きいことを、当時の聖公会は熟知していたようだ。

 中国に派遣された宣教師達は、日本が開国に踏み切るという情報が入ると、今度は日本へ派遣された。それは中国-日本間の距離が近いこともあるが(アメリカから渡航するのと比較して)、中国語と日本語が似ていること、中国の生活習慣に慣れた者の方が日本の生活習慣にも馴染みやすいであろうとの判断であったようだ。チャニング・ムーア・ウィリアムズもその一人である。アメリカ聖公会では、当時中国と日本を一つの宣教区域としていた。それもあって、特に中国と日本の間の宣教師の移動は頻繁であったようだ。同じ人物が日本にも中国にも現れるので、違和感があっただが、これを読んで、なるほど、と思うところが多かった。

 但し、この本は著者の急逝で未完だったものをつなぎ合わせたもので、とくに中国滞在期の記述が欠落しているのが残念であった。今は幕末・明治期のアメリカ聖公会についての詳しい研究書が出ているようなので、図書館で探してみようと思っている。

読んだ本:矢崎 健一『チャニング・ムーア・ウィリアムズ』 ( 聖公会出版、1988) 

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モール遊び2009年05月30日

モールの作品たち
 最近、我が家で(より正確には私と娘の間で)流行っているのが、モール遊びである。モールとは、百円ショップなどで売っているラッピングなどに使う「きらきらモール」「カラーモール」のことである。

 中に針金が入っているので、指を刺さないように気をつけながら、曲げたり、丸めたり…色を組み合わせて、王冠、コアラ、花、ハート、かたつむり、ちょうちょ等、思うままに作っていく。

 特に娘のお気に入りは、「モールやさん」ごっこ。モールの作品がいくつか仕上がると、急にお店が開店するのが面白い。お客さんの注文に応じても作ってくれる。難しいのはだめらしいが、ウマのぬいぐるみが「にんじんください」、クマのぬいぐるみが「おさかなください」と買いに来て、店主の娘がその場で作ってあげるのである。

 本当にこんなお店があったら、どんなに素敵だろう。娘の想像力の世界は幸せと創造に満ちている。

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