本棚整理中につき2010年02月08日

 しばらくブログの更新が滞ってしまったので、近況報告を。

 

 翻訳が終わって、家の片付けを始めたのはよかったのだが…気になっていた本棚の整理に手を着けたために、長期化している。元来入りきらない空間に無理矢理詰め込んでいるから、整理するためには、本をある程度処分するしかない。それは分かっているのだが、いざ整理しようとすると、一冊一冊思い入れがあって処分するのがためらわれる。娘が学校にいる間の時間を長年買い集めた大量の本や資料の整理にあてているが、時間がいくらあっても足りない感じである。

 気持ちとしてはもうそろそろ終わりにしたいのだが、作業はまだ半ばというところ…適当にした方がいいのかなあ、と思いつつも、なかなか終わらない。

 そういえば、近頃何かと
トラブル続き。車やら、体調やら…先日は人生初めての違反切符を切られたし…手の腱鞘炎もぶりかえした。整骨院でマッサージをしてもらったら、ストレスが相当たまっている、と指摘された。体の各処に力が入っているという。「~すべき」「がんばろう」をやめて、体の力を抜いた方がいい、とアドバイスされた。精神的体力的な余裕のなさがトラブルの原因だとしたら…、もう少し心にゆとりのある生活を送るよう心がけたいと思う。

下村昇『こわれたとうふ』を読んで2010年02月09日

 下村昇『こわれたとうふ』を読んだ。子ども向けだけれど、大人が読んでも考えさせられる本である。名札、漢字、とうふ…いろいろな話が出てくるが、全編を通してのメインテーマはお年寄りとの関わり方、であろうと思う。お年寄りを汚い者扱いする家庭が出てきたり、お年寄りに暮らしの知恵や料理のこつを教えてもらって豊かに暮らしている家庭が出てきたりする。また、おじいちゃんのお葬式という身内の死にかけつける場面も出てくる。この本はさりげなく、お年寄りとの関わり方を考えさせてくれる。

核家族化してお年寄りが身近にいない家庭が多い今、また、家族のあり方が大きく変化した現代、お年寄りとの関わり方は試行錯誤だともいえる。普段から接っする機会がないと、お年寄りとの関わり方は自然に身につかない。私自身も祖父母とは一緒に暮らしたことがないし、いまも同居していないから、普段お年寄りと接する機会はない。でも幸いなことに、中国関係のおつきあいを通して、幾人か大切なお年寄りの友人(といってよければ)がいる。その方達は大変積極的な人生観を持っていて私よりも活動的だし、多くの知恵を惜しげもなく教えて分けてくれるばかりか、心はとても若くてお元気で、筆まめでいらっしゃる。尊敬できて、一緒にいると元気になれる方たちである。こんな風に私もなれたら、と思う。

ところで、この本を読んでどきっとしたのは、主人公の女の子が起こした事件である。廊下を走ったのを見つかって、先生に怒られ、大切な名札を取り上げられてしまう。つい最近の自分を見たような気分だった。落ち込んだ気分が残っていたけれど、失敗は成功のもと、私も恵美のように元気になろう。

下村氏の本は、先日の『心配めがねの物語』もそうだが、自分に思い当たる状況があったとき、それを乗り越えるヒントをくれるのが本当にありがたい。

下村昇『こわれたとうふ』

 

読んだ本:下村昇『こわれたとうふ』(リブリオ出版、2008年)



計るだけダイエット2010年02月11日

 先日、NHKの番組「ためしてガッテン」で見た「計るだけダイエット」を試している。本来は毎日決まった時間に計るべきなのだが、続けることを優先して、とにかく一日の中で気がついたときに計って記録するようにした。無料でダウンロードできるエクセルを利用した記録ツールを使っている。記録することで、自制心が生まれ、少しずつ効果が現れている。娘もダイエットしているわけではないが、私と一緒に楽しんで計って、グラフを見るのを楽しみにしている。ダイエットしなくても、健康管理にも良さそうだ。健康の為に、続けたい。

なぞなぞ2010年02月11日

夫が娘に出したなぞなぞ。
問題「牛肉を牛にするたべものはなーんだ」
(答えはふたつ。クリックしたら答えがわかりまーす)
答え1「とりにく
答え2「ひきにく



下村昇『こわれたとうふ』をよんで22010年02月17日

 娘も『こわれたとうふ』を読んでいる。少しずつ読み進めながら、名前の由来や漢字の成り立ちの説明やなぞなぞ、主人公の周りで起こるエピソードをじっくり味わっている様子である。私よりもずっと純粋にストーリーを楽しんでいる。娘のおかげで、こういう当たり前の読み方を忘れていたことに、気づかされた。

ローラーシューズがやってきた2010年02月17日


 娘がお年玉でローラーシューズを買った。一世を風靡したローラーシューズ、ヒーリーズというのが有名らしいが、彼女は経済的で可愛いのをネットで選んだ。自分のお金で買うというのは格別の喜びがあるらしい。今日、宅急便で届くと、自分で包みを開けて、さっそくその靴を履いて、練習を始めた。近所の子ども達が上手に滑っているのを見ているので、簡単なのだと思っていたのだけれど、実際は難しいようだ。両手を持ってサポートしてもすぐに転んでしまいそうになる。それでも、一時間ほど集中練習したら、少し滑れるようになった。プロテクターは私からプレゼントしようと思っている。



ヨガ初挑戦2010年02月22日

 ヨガに初挑戦した。初心者向けである。参加したのは呼吸法とヨガのポーズで体質改善を目的とした45分のコース。鼻呼吸をしながらのゆっくりした動作だから、わたしでも十分ついていけて、しかも体の各処の筋を伸ばした。今回は三日月のポーズというのを覚えた。

 三日月のポーズは、足を揃えて立ち、息を吸いながら両手を上に伸ばし、てのひらをくっつけて、息を吐きながら右に倒していき、三日月の形になったら20秒ほど姿勢をキープするというもので、反対側も同じようにやると、背中のこり、肩こりにいいそうだ。

 レッスンが終わった後は体の力が抜けてリラックスできた。運動不足解消にはちょっと物足りないけれど、体の力を抜くのが課題の私にはぴったりのコースかもしれない。しばらく通ってみようと思っている。




四川大地震の手抜き工事を調査した作家・譚作人に下った判決2010年02月28日

 四川大地震の被害を拡大したとされる手抜き工事「おから工程」、その実情を調査していた環境活動家で作家の譚作人が、昨年3月に「国家転覆扇動罪」の疑いで逮捕され、同年8月に裁判が行われ、その判決が今年2月5日に出たのを知った。「国家転覆扇動罪」で5年の徒刑、そして政治権利剥奪3年の判決である。

判決の日、妻と二人の娘も傍聴を許されず、もちろんジャーナリストも、応援に駆けつけた200人もの人々がいたが誰一人として入廷できなかったという。当日証人となる予定だった作家等も足止めを受けた。判決後に弁護士が記者の取材に応じて諸処の事情が明らかになった。弁護士によれば、「おから工程」の実情を調査していたことに判決は触れていないらしい。罪状は天安門事件を記念する文章をネット上に発表したこと等であるという。