お母さんはわたしの管制官!?2010年03月14日

 先日、娘に「お母さんは私の管制官だね」と言われた。「そんなことないと思うけど?」と返したら、「だって、テレビは何分までとか、一人で出かけないでとか、これしていい、あれしちゃだめ、って言うでしょう。管制官がこの滑走路を使って、離陸していい、今は着陸しちゃだめ、って言うのと同じじゃない?」と言われ、考え込んでしまった。確かに、似ているかもしれない。事故を起こさないよう常に見守っていて、正しいルートを指示し、緊急時にあたってはパイロットが適切な判断を下せるように対策を練る。もっとも子供は成長するから、親は子供の成長に合わせ、常に新しい事態に対応する必要がある。ただ、母親は子供が将来自立することを念頭に徐々に手を離していくし、またベテラン管制官と違って間違った指示を出すこともたびたびあるけれど…でも、あまりにもピッタリの言葉に、本当にドキッとした。

 なぜ娘から「管制官」という単語が飛び出したかといえば、飛行機が大好きで管制官になる夢を持っているお友達がいるからである。そのお友達が「ぼくは航空管制官」というゲームを教えてくれて、一緒にやった。一言でいえば画面も操作も非常にリアル。でも「タキシング」「ハンドオフ」「プッシュバック」など用語がたくさん出てきて、操作のほうはさっぱりわからなかった。娘は用語を友達から聞いてノートに書き留めて覚えていたが、その様子を見ていてお友達の方は本当に管制官になるかもしれないと思った。