硬貨をきれいにしたい!(その1)―春休みの実験2010年03月25日

今朝お財布を持ったら小銭が沢山で重くなっていました。整理しようと出したら、春休みが始まって自宅にいる娘が大張り切り、硬貨を種類ごとに並べ、数え始めました。そのとき気がついたようです。きれいな硬貨と汚い硬貨がある、と。尋ねられたので、造幣局で作られたときはとてもきれいなのが、人の手から手へとわたっていく間に汚れていくのだと話しました。では、本来はどんな色なのか、と聴かれ、二人で硬貨をきれいにする実験をすることになったのです。

 ネットで調べるといろいろな方法が見つかりました。食酢、重曹に数滴の酢を加えたもの、ジュエリークリーナー、面白いものではタバスコで硬貨がきれいになるというのです。

 もちろん、硬貨はそれぞれ素材が違います。1円玉はアルミニウム、5円玉は黄銅、10年玉は青銅、50円玉と100円玉は白銅、500円玉はニッケル黄銅で出来ています。酸に浸せない素材のものもあるので、今回は5円玉と10円玉で実験しました。

 自宅にタバスコが無かったので、リンゴ酢、重曹に数滴の酢を加えたもの、ジュエリークリーナー(箱に表示がなく成分不明)に同じくらい汚い5円玉と10円玉をそれぞれ浸けました。

硬貨をきれにする実験


 結果は…写真はつけてから5分くらいです。一時間以上置いてから、洗い流しました。すると、ジュエリークリーナーはそのままでピカピカでしたが、酢はメラニンスポンジでこすると汚れがきれいにとれました。そして重曹+酢はメラニンスポンジでこすっても汚れはあまり落ちませんでした。この3種類の中では、ジュエリークリーナーがもっとも簡単に早くきれいになりました。これで、娘に10円玉と5円玉の元来の色を見てもらうことが出来ました。引き続き他の酸でも実験してみようと思います。

 春休み、お暇だったら、お財布や貯金箱の硬貨を出して、子どもと実験してみませんか。硬貨を整理できてきれいになって、しかも子どもも喜んでくれて、自分もハッピー(^^)とってもおすすめです。

硬貨をきれいにしたい!(その2)―春休みの実験2010年03月25日

前に引き続き、硬貨をきれいにする実験です。今度用意したのは、タバスコ、レモン汁、クエン酸です。それぞれの液に同じくらい汚い5円玉と10円玉それぞれ浸けました。

すると…クエン酸に入れた10円玉が1分も立たない内にぴかぴかになりました。5円玉は液に浸けている間は変化があまりないように見えたのですが、メラニンスポンジで磨くときれいになりました。タバスコ、レモン汁は液に浸けている間よく見えなかったのですが、色が変わっているのはわか、メラニンスポンジでこするとピカピカになりました。

10円玉と5円玉、どれが一番きれいになったかな?


写真をみていただくと分かるように、ジュエリークリーナーとクエン酸は素材の色がきれいによみがえりました。時間的にも早かったです。でも、酢、タバスコ、レモン汁については、10円玉はきれいになったのですが、5円玉の色は10円玉に近い色になってしまいましたし、時間もかかりました。

他にも、1円玉、50円玉、100円玉、500円玉をクエン酸に浸けて実験しました。あまり効果が分かりませんでした。最後に、沢山あった10円玉をクエン酸溶液に浸けて一気にきれいにして、実験終了です~。

 10円玉が黒くなるのは酸化するからです。ですから酸化銅を元に戻すために還元させればいい、らしいです。酸性のものなら、ソースやスポーツドリンク、コーラ、ケチャップ、トイレの洗剤などなんでもいいようです。今回の実験で一番効果があったのは、ジュエリークリーナーとクエン酸でした。でもジュエリークリーナーは成分が不明で高価ですので、10円玉をきれいにするときはクエン酸が良さそうです。

それにしても、今日の実験では、レモン汁を絞るのも、硬貨を洗い流しメラニンスポンジでこするのも、記録をつけるのも、娘が積極的にやってくれて、大助かりでした。