小学校の外国語授業の模擬授業に参加して2010年12月06日

週末、国際交流協会のイベントに参加した。大人と子供はそれぞれ違うプログラムがあり、娘が子供のプログラムを楽しんでいる間、私は大人のプログラムを聞きに行った。私の興味を誘ったのは、カザフスタン出身の方の英語の模擬授業である。近年、国際交流協会から外国人ボランティアが小学校に派遣されて外国語授業が行われているのだが、どんな内容か気になっていた。簡単な会話と楽しいゲームを主体とした英語の授業と講師の出身国の教育制度の紹介で組み立てられ、なかなか楽しかった。

もっとも率直に言えば、カザフスタンの方が英語の授業をする、のはもったいないと思った。いまの日本なら英語を学ぶのは難しくないし触れる機会もあるけれど、カザフスタンのお話を聞く機会は滅多にない。しかもカザフスタンの方から直接話を聞くとなればなおのこと、貴重な機会である。子供達にとっても他の文化に触れられるチャンスのはずだ。英語もいいが、いろいろな国の話をその出身国の人から聞く、そういう部分に重点を置いた授業の方がずっと価値があるのではないだろうか。この日聞いたカザフ語とロシア語は「ありがとう」の意味のたった一言だった。英語の他には中国語と韓国語があり、また学校側の要望によって他の国の授業も行われることもある。英語についてはネイティブ以外の方の授業も多いのだが、小学校側はネイティブを寄越して欲しいという要望が根強いらしい。元々ボランティアで運営されているわけで…善意の外国人とふれあう機会の方がありがたいように思うのだが。国際交流の素晴らしい機会なのに、教育現場は語学学習に重点を置きすぎて大切なことを見失っている、そんな風に感じられた。