谷川俊太郎・賢作・Voice Spaceのコンサート ― 2011年03月07日
昨日は家族で、谷川俊太郎・賢作親子のコンサートなるものに行ってきました。詩人の谷川俊太郎さんの詩や翻訳に、さまざまに触れる機会があり、一度生でご本人のお話を聞いてみたかったのです。チケットを取ったのは12月、まさか体調が悪い次期に当たるとは思っていなかったのですが、滅多にない機会、どうしても行きたいではありませんか。会場内では咳込まないかと冷や冷やでしたが、なんとかしのいで、コンサートを楽しみました。
最初は谷川俊太郎さんと賢作さん親子のトークから。お二人の息があったようなそうでないような、ちょっと不思議でほほえましいやりとり、俊太郎さんによる詩の朗読、賢作さんのジャズピアノに酔いしれました。賢作さんはジャズピアノの演奏家で作曲家でもあります。さすがに何度も親子でコンサートをしているだけあって、演奏と詩のコンビネーションは見事でした。
この親子の対談、詩の朗読、詩に音楽を合わせたもの、に加え、二部は今回は芸大の学生さんのユニット「Voice Space」がゲストで登場しました。谷川俊太郎さんの詩を彼らがアレンジし、音を合わせたパフォーマンスは前衛的で印象的なものばかりでした。
この親子の対談、詩の朗読、詩に音楽を合わせたもの、に加え、二部は今回は芸大の学生さんのユニット「Voice Space」がゲストで登場しました。谷川俊太郎さんの詩を彼らがアレンジし、音を合わせたパフォーマンスは前衛的で印象的なものばかりでした。
谷川俊太郎さんと賢作さんのやりとりを聞いていて、いずれの試みも、詩を何かと合わせることによって、より際立たせる方法を、意欲的に探っていることが感じられました。谷川俊太郎さんは卓越した文学性や語感に加え、鋭い時代感覚をもって、他分野とのコラボレーションなど、新しい試みを続けて周囲と連携を深め今を生きているのですね。
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