月に思うこと――月の模様と月餅と2008年09月11日

友人にいただいた貴重な特大の月餅
 ふと夜空を見たら、美しい月が見えた。半月よりも少し丸みを帯びて…そういえば、9月14日(日)が今年の中秋節。この月が3日もすれば満月になるのだ。

 先日、またもやプラネタリウムに母子で出かけた。月の満ち欠けの実験もよかったのだが、私はやはり文化的なもの…月の模様の話がとても面白かった。日本では月の模様を「うさぎの餅つき」というけれど、他の国では「カニ」や「読書をするおばあさん」「女の人の横顔」「吼えているライオン」「ワニ」「トカゲ」「キャベツ畑の泥棒」「カボチャを食べる男」「大きな木とその木の下で休む男の人」など実に色々に見ているらしい。いわれてみれば、そんなふうにみえるのもあるけれど…どうみてもそうは見えないのもあるなあ、と思う。

 中秋節には、中国では家族で集まって、年長者が人数分に月餅を切り、一人一切れずつ食べる。丸い月を家族団らんの象徴と考えているので、月餅を食べて、円満な生活を願うのだが…友人からもらった直径8センチもある特大の月餅、蓮餡で卵の黄身が3つも入っている豪華版で、中秋を待てずに思わず一口味見をしてしまった。