子ども達を地震から立ち直らせる為に――心理援助読本と衛生知識手帳の出版 ― 2008年05月26日

心のケアと衛生教育の教科書

 2008年5月12日の四川大地震後、教育部は地震後の子供の心理ケアのための心理援助読本『我們一起度過――獻給地震災後的孩子們(我々は共に乗り越えよう――被災した子ども達に捧げる)』と災害時の基本的な衛生知識手帳『我們一起度過―中小学生衛生防病知識(我々は共に乗り越えよう――小中学生衛生防疫知識)』を緊急編集出版した。

 前者は20日から、後者は22日から被災した小中学生の元に順次届けられている。六月一日の児童節までに、この二冊を被災地の小中学生全員に届ける計画であるらしい。

 心理援助読本は、子ども達が大地震で受けた衝撃から立ち直り、現実を受け入れて、正常な生活に戻るための一助として、衛生知識手帳は被災後の劣悪な衛生状況の悪化と疫病の流行を最低限に抑える為に、緊急に企画されたものである。

 教育部長と副部長(日本の文科省大臣と副大臣にあたる)自ら指導にあたり、北京師範大学の林崇徳教授を主任委員に、児童心理や公衆衛生の専門家十数人によって編纂され、人民教育出版社によって各80万部が出版されたという。震災発生から配布まで約一週間という仕事の速さ、関係者の熱意と努力は相当なものであったに違いない。