学生による台湾行政院占拠、強制排除で幕!?2014年03月24日

 昨晩から今朝にかけて台湾ではとんでもないことが起きていた。

聯合報の記事「佔領行政院全紀錄 警力7小時淨空院區」によれば、昨晩(3月23日)19時頃、台湾では市民と学生が行政院(日本の内閣に当たる)を占拠したことから、ついに強制排除命令が出て、千人以上の鎮圧部隊(警察?)が集結、午後10時半頃から強制排除に乗り出した。

行政院にいた大学生等は多くが現行犯逮捕されたらしい。鎮圧部隊は日付がかわった0時25分には北平東路側で外に座り込みしていた学生や民衆を強制的に追い払い、道路を封鎖の上、2時ごろから大々的に院内の排除活動を開始、4時15分には頑強に動こうとしなかったグループに対して放水車を使用して高圧で放水したという。(但しタイヤをパンクさせられるなど、警察側も民衆の頑強な抵抗に遭ったらしい。)中山北路と北平東路では警察と民衆の衝突もあったようだ。7時間をかけての強制排除では、双方にけが人も出ている。

今後どうなるのか。なにしろ情況の詳細がわからないから、とにかく心配である。なお、立法院占拠はまだ続いている。(2014年3月25日タイトル修正。誤解を招くというご指摘をいただき修正しました)