帝国と学校教育について考える2009年11月14日

 引き続き、塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読んでいるのだが、「帝国」への理解を深めるには、ローマを知ることがとても有意義だと思えてきた。娘が入院していた期間読んでいた部分は、王政から共和制へと移行したところで、いま読んでいるところは共和制から帝政へと移行するところである。しばらく、近代の帝国主義、大日本帝国、大英帝国と学校教育の問題を考えていたけれど、帝国というものの本質が分からないままでいたような気がする。ヨーロッパ史への理解が浅かったのをしみじみと感じている。