私の研究日記

日本でも黄砂が話題になっていますが、中国でも今年は黄砂が四年ぶりのすごさだったのですね。Yahoo Chinaのニュースで北京の写真をみたら、街が黄土色に染まっていました。中国語で黄砂のことは「砂塵嵐」、数万年前から続いているといいます。

道行く車も砂にまみれて黄土色です。１９日から２０日に北京に到達した黄砂ですが、発生源は内モンゴル自治区のアラシャン砂漠、北京から８００キロほど離れたところです。被害は１３省に及び、汚染度は５級、重度汚染で今年最大級だったとか。北京では通行人の安全のために街灯を消す時刻を２０分遅らせたほど、視界が悪かったそうです。

あの細かい砂は、マスクやメガネではとても防ぎきれませんよね。この時期現れるファッションが、目の細かい透けるスカーフ・砂巾で、頭ごと包んでしまうスタイルです。見慣れないとぎょっとするかもしれませんが、目や鼻に砂が入らず、髪も砂から守れてなかなか便利です。生活の知恵ですね。黄砂がひどくなったら、日本でも砂巾が流行ったりして…そういう日が来ないことを祈ります。

参考：中国雅虎ニュース　http://news.cn.yahoo.com/newspic/news_newspic_article.html?id=4410&pg=8#newspic　天安門広場も黄土色に