偉大な父親・手塚治虫の話を聞く2011年05月03日

阪大のいちょう祭であった。実は、付設の博物館で大阪大学創立80周年記念展「阪大生・手塚治虫-医師か?マンガ家か?-」のミュージアムレクチャーに手塚るみ子さん(治虫氏の長女)の講演があるのを見つけ、この日をずっと楽しみにしていた。

会場は満員御礼。会場一時間前に並んで座って聞くことが出来たが、立ち見の方も多かった。手塚治氏が自ら設計したという家や家族写真などを見ながら、父親としての手塚治虫氏のエピソードの数々を聞くことが出来た。手塚治虫は、忙しい日々で仕事に追いまくられていても、家族との時間を大切にして、家族を喜ばせるのを常に楽しみにしていたという。忙しい日々にあっても、娘の学校のイベントに顔を出したり、可愛い娘のわがままや行く末を案じ思い悩んで周りの人に相談して回ったり、父親としての手塚治虫の一面が見えて、ほほえましかった。

手塚るみ子さんは現在お父様の遺作のプロデュースなどを仕事にしているそうだ。偉大な父親の存在を背負って生きている、そんな感じを持った。兄のまことさんは中学生時代からすでに父親を尊敬できるクリエーターの先輩としていて見ていたという。これは何の違いなのだろう。偉大な父親を持つというのは、誇らしいだけではない、もっと違う重い何かがあるようである。

講演の後、展示を見て、それから少ない時間でいちょう祭のイベントを見に行った。理学部でやっていたクレーター作り、常温の氷、数学教室などを楽しんだ。




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