マイケル・J・フォックス『ラッキーマン』を読む ― 2009年05月20日

マイケル・J・フォックス『ラッキーマン』を読んだ。以前、アメリカのホームドラマ「ファミリー・タイズ」や映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のシリーズが大好きだった。主役を演じたマイケル・J・フォックスも好きだった。『ラッキーマン』は、彼の生い立ちや俳優になったきっかけ、売れなかった頃、ドラマや映画出演のエピソード、「ファミリータイズ」で共演したトレイシー・ポランとの結婚生活、パーキンソン病の発症からカミングアウト、パーキンソン病の研究助成活動のための財団を立ち上げるまでの経緯を、ゴーストライター無しで、一年以上の歳月をかけて、彼自ら綴った自伝である。
読んで感動した。困難に際してポジティブな生き方を貫こうと決意する彼に、敬意を抱かないではいられない。「ラッキーマン」という書名が象徴するように、彼は非常に精神力の強い人だ。そんな彼もショックでお酒に溺れたときもあったようだ。それでも、本人の強い決意、家族や周りの友人に支えられて立ち直り、前向きに歩むことを選び、ついには病気をカミングアウトするのである。カミングアウトするまでの緊迫した雰囲気が行間から伝わってきた。
彼はC-SPANの公聴会でこう決意表明をしている。「ひっそりとがんばっているときは終わりました。パーキンソン病との闘いは勝てる闘いです。わたしはこの勝利に向けて一役演じる決意を固めました。」彼は、言葉通り、パーキンソン病治療に役立つ医学研究を助成する組織を立ち上げた。マイケルがパーキンソン病であることをカミングアウトしてから、もう10年になる。マイケルを含む多くの患者のためにも、それを見まもる家族や友人のためにも、パーキンソン病の研究が一日も早く進み、効果的な治療法が発見され、有効な薬が開発されることを心から願う。
読んだ本:マイケル・J・フォックス『ラッキーマン』(ソフトバンククリエイティブ 、2003)
参考:マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団
http://www.michaeljfox.org/
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読んで感動した。困難に際してポジティブな生き方を貫こうと決意する彼に、敬意を抱かないではいられない。「ラッキーマン」という書名が象徴するように、彼は非常に精神力の強い人だ。そんな彼もショックでお酒に溺れたときもあったようだ。それでも、本人の強い決意、家族や周りの友人に支えられて立ち直り、前向きに歩むことを選び、ついには病気をカミングアウトするのである。カミングアウトするまでの緊迫した雰囲気が行間から伝わってきた。
彼はC-SPANの公聴会でこう決意表明をしている。「ひっそりとがんばっているときは終わりました。パーキンソン病との闘いは勝てる闘いです。わたしはこの勝利に向けて一役演じる決意を固めました。」彼は、言葉通り、パーキンソン病治療に役立つ医学研究を助成する組織を立ち上げた。マイケルがパーキンソン病であることをカミングアウトしてから、もう10年になる。マイケルを含む多くの患者のためにも、それを見まもる家族や友人のためにも、パーキンソン病の研究が一日も早く進み、効果的な治療法が発見され、有効な薬が開発されることを心から願う。
読んだ本:マイケル・J・フォックス『ラッキーマン』(ソフトバンククリエイティブ 、2003)
参考:マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団
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