自由な時間を持つ大切さに気づく――菅原裕子『子どもが夢をかなえるために親としてできること』を読む12008年10月12日

菅原裕子『子どもが夢をかなえるために親としてできること』(PHP、2008)
 学校の勉強、習い事や塾は行って、さらにお友達とも遊びたい…今の子どもは忙しすぎる。菅原裕子さんは『子どもが夢をかなえるために親としてできること』で、「子どもが夢をかなえることを願うのであれば、子どもに自由な時間を与えましょう」と言う。自由な時間、つまり、何もしなくても良い時間、することのない退屈な時間は、子どもに考える時間を与える。そして子どもは、さまざまな想像をめぐらせて、面白いことを探し、その時間を楽しく過ごすための何かをしはじめるのである。

 それを実感することが最近我が家でもあった。というのも…9月にはいってから、娘が、ピアノのレッスンに行く直前「今日は休む」とごねるようになったのである。日々の練習もしない。数週間様子は見ていたが、本人の気持ちをきちんと聞いてみると、ピアノを辞めたいという。徐々に難しくなっていくのが重いらしい。思い切ってピアノの先生に話すと、親身に相談にのってくれた。結果として、しばらくお休みすることにした。しかも本人がやりたいと思えるようになるまで、という無期限のお休みである。

 私には変なことだが挫折感のようなものがあった。「これで良かったのだろうか?続けた方がよかったのでは?」といろいろな思いが頭を駆けめぐる。一方、本人はとても嬉しそうだ。家ではしばらく遠ざかっていたピアノを楽しそうに弾いたり、運動会で踊ったダンスを踊ったり、CDをかけながらストレッチの本を見ながらストレッチまでしている。自由な時間の中で音楽を楽しんでいる。

 いま、この本を読みながら、娘のイキイキした顔を見ながら、これでよかったのだ、と思えるようになっている。

読んでいる本:菅原裕子『子どもが夢をかなえるために親としてできること』(PHP、2008)

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コメント

_ tammy ― 2008年10月12日 08時42分41秒

私もずっと前から同じようなことを考えていました。
ほんとに今の子供は忙しすぎる!
ピアノの先生も理解して、ちゃんと待ってくれる方でよかったね。きっと、自由な時間を満喫し、心にエネルギーを溜め込んだら、また弾きたくなるのでは?

「こどもの心のコーチング」も読まれたみたいね^^
こちらの方は、読んだことないので、私も読みたくなりました。

_ ゆうみ ― 2008年10月12日 18時48分24秒

温かい励ましの言葉をありがとう。
心にエネルギーをためこめるように、のびのびとした環境を作りたいものです。
コーチングの本を紹介して貰ったおかげで、いろいろ見直すきっかけに恵まれて、とっても感謝しているわ。ありがとう。

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