母の日のお祝いのセレモニー2009年05月11日

タンポポの綿毛が入った花かご
 昨日は母の日だった。昼間、娘が夫と二人で外に出かけていき、そして、キレイにお花や葉っぱをカゴにアレンジして、プレゼントしてくれた。そこになぜかタンポポの綿毛が意味ありげにさしてある。聞くと、「これをロウソク代わりにふーって吹いて、飛ばすんだよ。」と嬉しそうな返事が返ってきた。 

 もらった花かごをテーブルに飾って、しばらくすると、娘に「まだ綿毛ふーってしないの?」と催促された。それでもすぐにせず置いておいたところ…夜もう一度「外で星を見て綿毛ふーってしよう!」と誘われて、外に出たのだった。 

 空は曇っていて星は見えなかった。「星、見えないね」と言うと、「いいの。はやくやって」と言われて、私はタンポポの綿毛を手に取り、息を吹きかけた。暗闇の中で綿毛が風に運ばれていくのがわずかに見えた。そのとき、「ははのひ、おめでとう」という娘の小さな声が聞こえた。「ありがとう。」と私も小さい声で答えた。 

 このタンポポの綿毛をふっーっと吹くのは、どうやら娘の考えた母の日のお祝いのセレモニーであったことに、そのときようやく気がついたのだった。 

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