プラネタリウム作成中2009年03月27日

プラネタリウムの筒
 最近、懐中電灯と虫眼鏡を使って「プラネタリウム」をするのが娘のお気に入りである。真っ暗な部屋で虫眼鏡に懐中電灯をあてると、リング星雲そっくりのきれいな模様が白い天井に映し出される。これは「お家でプラネタリウムをしたい」という娘の要望に応え、夫が考え出した遊びである。

 それを見ていて思った。手作りでプラネタリウム投影機が出来るかもしれない。そういえば、大学の学園祭で学生さんが作ったプラネタリウムを見たことがある。最近は自宅でプラネタリウムができるという投影機も販売されている。手作りで手軽にできるプラネタリウムもあるに違いない。

 そこでたどり着いたのが、大平貴之『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星』である。この本を買ったのは、ペーパークラフトの卓上プラネタリウム投影機が附録についていたからだが、本の内容もとても面白かった。小学生の頃から自作のプラネタリウムを作っていたという大平さん、オリジナルのアイデアで、実に数々の作品(プラネタリウム)を作っている。その苦労話もとても示唆に富んでいて興味深い。

 さて、このペーパークラフト・プラネタリウム、とてもシンプルな構造である。赤道板2枚と北極板、南極板,、支柱と電球円板を組み合わせ、電球を仕込めば完成だ。

 まずは、娘と二人、赤道板2枚と北極板、南極板に印刷されている星を一個ずつ丁寧に千枚通しで穴を開けていく。この作業が意外と難しかった。一等星は元から穴が開けてあり、二等星も予めくりぬけるようになっているのだが、三等星以下はその大きさに合わせて力を加減しながら穴を開けなくてはならないのだ。小さな星のはずが、2等星くらいになってしまったり、星と星の間が狭いと、穴がくっついてしまって双子星になったり…次の作業は、赤道板2枚と北極板、南極板を切り抜いて組み合わせ筒をつくり、支柱と電球円板を組み合わせてこれも筒にする。前者を後者に差し込めばプラネタリウムになる。あとは電球とソケット、電池ボックスをつければ完成だ。完成すれば部屋中に星の世界が広がるはず。完成までもう少し、がんばらねば(^^)

参考:大平貴之『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星』(株式会社エクスナレッジ、2003年)

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