篤姫ゆかりの地5・京都御苑と京都御所2009年01月18日

「篤姫」で見た?承明門よりのぞむ紫宸殿
 大河ドラマ「篤姫」は終わったが、我が家ではなお「篤姫」ブームが続いており、「篤姫」ゆかりの地を引き続き親子で巡っている。娘の「篤姫」ブームに、私と夫も便乗して、歴史探訪を楽しんでいるといった格好だ。今回訪れた京都御苑、そして京都御所もその一つ。ブログに載せた写真は承明門からのぞむ紫宸殿、娘によれば「篤姫」の京都御所の場面に登場したらしい。

 私自身は京都御苑を訪れるのは実は初めてではない。でも初めて来たときは、京都御所を目指していて、周りを見る余裕がなかった。今回は時間に余裕を持って散策し、公開している閑院宮(かんいんのみや)邸も参加することが出来た。かつての京都御苑の面影を留めている数少ない建物である。ここでは、建物の中に入り、資料室で京都御苑の歴史に思いを馳せ、庭を間近に見ることができる。閑院の宮家は、江戸時代の四親王家の一つと聞いていたので、豪奢な建物ではないのが意外だった。無論、ところどころ雅な風情もあり、展示されているお道具類には手の込んだ美しいものも見受けられた。

 ここの資料室で江戸時代の公家屋敷の配置図を見つけた。まず閑院宮邸を地図で探した。これを見ると、公家屋敷の中では別格の広さのようなのだが、実際みたところではそれほどでもなかった。これを基準に考えると、公家の屋敷などは相当狭かったことになる。次に、和宮が生まれ育った橋本家の場所を探した。娘が好きな和宮、誕生の地も養育されたのも、母・勧業院(橋本経子)の実家・橋本家である。「橋本家」は京都御所のすぐそばにあった。(和宮が育った橋本家かどうかはわからない。)もちろん、当時の建物は残っていない。それでも、お姫様好きの娘としては、ドラマで見る十二単を身にまとった美しい姫君が、どこで誕生し、育ったのか、どのようなところで暮らしたのか、と興味津々なのだ。

 今回の京都御所参観、宮内庁参観案内のHPで予約した。今回申し込んだ京都御所参観は60分、ガイド付きである。(他に30分のコース、英語ガイドも)主に建物の説明をしてもらいながら、外廷の部分をガイドさんについて歩いた。外廷部分の宮殿は主に江戸時代末期に再建されたものである。火事で6回も消失したのだそうだ。思ったよりも人が多かったのもあって、ガイドさんの説明があまり聞こえなかったのが、少し残念だった。また建物の中には入ることはできなかったため、外から襖絵をみたり、内部をのぞき込んだり、庭を遠くから眺めるだけだったので、娘は退屈そうだった。一般参観のときは、宮廷装束を着た人形が並んでいたから、そちらの方が却って楽しめたかも。

 ところで、和宮が御所で養育されなかった理由、それは和宮誕生に先立ち、父宮・仁孝天皇が崩御したからである。異母兄・孝明天皇の勅命によって、和宮は母の実家で育てられた。そのあたり娘に説明しつつ、和宮も兄に会いに或いは宮廷の行事で、度々御所を訪れたに違いないと話してみた。華やかな装束などの展示がなかったので、娘にとっては期待はずれの面もあったようだが、それでも和宮の存在を感じられる場所に行けたことは嬉しかったようだ。 

 参考までに…参観について、皇居、京都御所、桂離宮、仙道御所、修学院離宮の参観は往復葉書か現地の宮内庁京都事務所へ赴くか、或いはオンラインで申し込むことが出来る。しかし、子ども連れで行けるのは、皇居と京都御所のみ。桂離宮、仙道御所、修学院離宮は、18歳未満は観覧できない。

参考:宮内庁参観案内HP http://sankan.kunaicho.go.jp/index.html (ここから参観を申し込むことが出来る)

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