子供が読んで理解出来る篤姫の本『みんなの篤姫』2008年09月01日

寺尾美保『みんなの篤姫』
 大河ドラマ「篤姫」が大好きな娘、テレビを見ながら「じょうらくってなーに?」「ようしってなーに?」「おはものってなーに」という具合にいつも質問してくる。言葉の意味くらいなら、その場で簡単に答えられるが、江戸時代末期の時代背景、役職と役割、当時の風俗習慣、家族関係、女性の社会的立場などが絡んでくると、これを簡単な言葉で説明するのは至難の業である。そのようなわけで、子供向けの篤姫の本を探していたところ、旅行先で寺尾美保『みんなの篤姫』(尚古集成館、2008)を見つけた。

 ほとんどルビ付きで、歴史的な事柄の解説ばかりでなく、歴史を調査する方法、歴史の研究とはどういうものかといったことを、分かりやすく丁寧に、子供にも分かるように説明してくれている。説明は簡単な言葉を使ってはいても、大人も十分勉強になるし、啓発される内容となっているのが素晴らしい。
 
 小学一年生の娘、いままではNHKのガイドブックを眺めていたが、この本は自分で読んで篤姫のことが分かるのが楽しいらしい。娘にとってもいい本と巡り会えて本当によかった。

読んだ本:寺尾美保『みんなの篤姫』(尚古集成館、2008)

コメント

_ momo ― 2008年09月04日 01時12分14秒

篤姫、おもしろいですよね!
豪華な衣装に目を奪われ、1話ごとにストーリーがまとまっていて、知らぬ間にひきつけられてしまいます。

製作者サイドは、時代の入り組んだ人間関係と腹黒い部分を視聴者に理解しやすくするのに気を配ったとか…。
小学生の娘さんも虜にするはずですね。。

_ ゆうみ ― 2008年09月05日 08時12分36秒

篤姫、家族で楽しんで見ることが出来るのがいいですよね。
篤姫に出てくる衣装や香道、囲碁など…日本の文化に興味をもつきっかけになりますね。

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