大好きな絵本『気持ちの本』に学ぶ気持ちの表し方2008年11月27日

森田ゆり『気持ちの本』(童話館出版、2003)
 いい本がある。『気持ちの本』という。身体のどこかが痛いとき、心が痛いとき、この『気持ちの本』を読むと、波立っていた心が穏やかになる。本に載っている絵は世界中の子ども達のもので、いろいろな感情表現を絵にしたものだ。絵がたくさん載っているから絵本だと私は思っているけれど、厳密には絵本ではないかも。

 『気持ちの本』の語りは押しつけがないのが良い。優しく「いろんな気持ちがあるあなた。そのままのあなたでいいんだよ。いろんな気持ちを大切にしてぐんぐん大きくしあわせになる。」「いちばん悲しいときは 気持ちが分かってもらえないとき*いちばんうれしいときは気持ちがつうじあえたとき」と語りかけてくれる。ときには「気持ちを言葉にして人に話そう、といわれても、言葉でなんといえばいいか、わからないときもある。いろんな気持ちが入り交じっていて、なんだか、わからなくなってしまうこともある。」と心に寄り添ってくれる。

 この本、基本的には子ども向けだけれど、大人が使ってもいいのだ。自分自身が苦手だと感じている感情表現、自分の気持ちを正直に見つけ、気持ちを率直に表現する言い方が、意外と難しくないことを感じさせてくれる。

 今日、娘は登校中に転んで額にたんこぶ、脚に大きな痣をつくって、しかも抜歯までしたので、身体のあちこちが痛いらしく、ちょっとご機嫌ななめ。今日は娘と一緒に読んでみようかな。

読んだ本:森田ゆり『気持ちの本』(童話館出版、2003)

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