京都・嵐山を散策2008年11月07日

一足先に色づいた紅葉・二尊院
 かねてより友人と行きたい、と言っていた秋の京都、とうとう実行の日がやってきました。でも早朝、外はあいにくの雨。幸いなことに、出かける頃には雨も止んで、京都・嵐山へ向かいました。

 最初に行ったのは二尊院、午前中なので人も少なく、のんびり散策できました。紅葉の見頃にはちょっと早かったかもしれませんが、それでも、総門を入ったところの参道「紅葉の馬場」は、黄やほんのり紅に染まって、とても美しかったです。朝方降った雨のせいでしょうか、色がとても鮮やかに見えました。いまも十分美しいですが、来週、再来週あたりは、もっとすばらしい景観になることでしょう。二尊院は平安初期の創建で、応仁の乱で消失したそうですが、30年後に再建されたとか。歴史有るお寺なのです。法然上人の親筆、親鸞上人の親筆を展示してありました。また二尊院の名は、「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」という2体の本尊があることによるそうです。お庭で時折聞こえる「獅子脅し」の「カーン」という音もなにやら風雅に思えました。久しぶりに訪れて…しかもとてもいい季節に来ることが出来て感激です。

 その後は、そのまま徒歩で落柿舎へ。二尊院の門前から竹藪の間の道を抜けたところに、宮内庁が管理する内親王のお墓があり、その隣が芭蕉の弟子・向井去来の草庵である落柿舎です。門前には畑が広がって、門の上にはちょうど柿がなっていました。芭蕉はここで「嵯峨日記」を著したといいます。静かな佇まいの庵が2カ所。一カ所は生活の場、もう一カ所は句会を催したところのようです。お庭には「五月雨や 色紙へぎたる 壁の跡」という芭蕉の句碑も立っていました。

 お昼ご飯は、「鯛匠 HANANA」で「鯛茶漬け御膳」をいただきました。偶然入ったお店でしたが、とても美味しかったです。食べ方は3段階…お刺身として味わい、漬け丼のようにご飯に載せて味わい、そして熱々の薄めに入れたお茶をかけて味わいます。とくに最後のお茶漬け、鯛のお刺身が熱いお湯で半生になって新鮮な食感でした。おかずは、薄味で煮た旬の野菜の煮物、鯛の煮こごりゼリー、そしてお漬け物、それぞれ手を掛けた品でした。デザートにワラビ餅も出て、去年の11月にオープンしたばかりの鯛茶漬けの専門店で、使っている鯛や野菜には相当こだわっているとか。

 嵐山行き、友人達の行動力のおかげで実現できました。かけがえのない素敵な時間を大事な友人二人と過ごせたことに感謝です。

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